視覚障害者にもわかりやすい大腸CT検査説明

大腸CT検査を受ける機会がありました。
視覚障害者にもわかりやすいように言葉で説明します。

なお本記事は筆者の検査について後日記載のメモ書き程度の内容です。

大腸CT検査とは

大腸の検査の一つでCT撮影を行うことで大腸を精密検査する検査方法です。

大腸CT検査は大腸内視鏡を入れずに検査が行えます。 一方、大腸内視鏡検査は肛門から内視鏡を入れ小腸の終わり・盲腸から直腸・肛門まで観察します。

それぞれの検査方法に特徴があるため、どちらにするかは医師に相談してください。
今回は初めての大腸検査で、また健康診断で特に異常がないため大腸CT検査を受けることにしました。

検査の流れ

検査予約

痔の診察で通院した時に予約をしました。
医師と看護師それぞれから検査の説明を受け、検査の説明書、同意書、検査食、下剤、下剤のボトルを受け取り帰宅です。
今日のお会計は大腸検査に関係するのは6000円ぐらい、検査費用は当日に払います。

前々日

食事はいつも通りにします。
就寝前に下剤のセンナシド錠を2錠飲みます。
いつものように寝ました。

就寝前の下剤服用以外はいつも通りに生活しました。

前日

トイレ

昨夜就寝前に飲んだセンナシド錠が効果を発揮し便が出ました。 ひどい下痢ということはなく、便の状態は、ブリストルスケールでいうと3と2でした。

排便は朝の1回のみでした。

食事

食事は検査食を朝、昼、夜に食べます。
エニマクリンという江崎グリコが製造しているもので、レトルト食品のようにパウチに入っていました。消化に考慮され作られているそうです。

レンジで温めるか、鍋でお湯を沸かしてパウチごと入れて温めます。
全体的に薄味でした。

お腹がすいた時用にビスコを1袋出されたのでそちらも完食します。
正直これだけだととても空腹になります。しかしぐっと我慢します。

飲み物は乳飲料以外はいつも通りに飲んで大丈夫です。私はコーヒー、紅茶、水をいつも通りに飲んでいました。

下剤

マグコロールという粉の薬、ガストログラフィンという液体の薬を1リットルのボトルに入れ水を入れてよく振って混ぜます。
ボトル半分の500ccを寝る前までに30分かけて飲みます。

マグコロールは腸を洗う効果があります。
ガストログラフィンは造影剤です。
そのため指示された通りに服用します。

就寝前に下剤のセンナシド錠を2錠飲みます。
寝ている間にトイレに行きたくなったり、お腹が痛くなったりはしませんでした。

気持ち早めに寝ました。

当日

トイレ

6時半に起床し、すぐにトイレに行きました。便の状態は、ブリストルスケールでいうと2と1でした。
腹痛はありませんでした。

9時半ごろまで7回トイレに行きました。便の状態は、ブリストルスケールでいうと1でした。

下剤

起床後、昨夜作ったボトルの下剤の残りを飲みます。昨夜と同じく500ccを30分かけて飲みます。
ガスコン錠を2錠飲みます。大腸の泡を消す効果があるそうです。

食事

飲み物は飲んで大丈夫ですが、食べることはできません。とても空腹でした。
私は水、コーヒーをいつも通り飲みました。

検査受付、待機

指定された時間までに受付を済ませます。
窓口で検査の同意書を出し、ボトルを返却します。
検査まで待機する個室に案内されます。

着替えの説明を受け、受け取った検査着に着替えます。

検査着は、宿泊施設の浴衣のようなもので裾はふくらはぎぐらい、長袖です。
下着は、使い捨ての不織布でできたハーフパンツのようなものに履き替えます。
穴の開いているほうを後ろにしてはきます。

上半身は金具がないシャツのような肌着であればそのまま着て大丈夫です。
靴下はそのままで大丈夫です。

着替えが終わると、腸の動きを抑える注射をします。 肩から指3本ぐらい下の腕に打ってもらいます。インフルエンザや新型コロナワクチンの予防接種とだいたい同じような場所に注射します。

検査

検査時間になったので検査室に移動します。

スリッパを脱ぎ、CT装置の台に横になります。
着ているものはそのままです。
下着も着用したままです。後ろの穴からチューブを入れるので脱がなくて大丈夫です。

処置しやすいようにひざを曲げます。
看護師が肛門に指を入れ麻酔を塗ります。
炭酸ガスを入れるためのチューブが肛門に入ります。炭酸ガスは2リットル入れるそうですが、いつ入ったかわからないぐらい特別な感覚はありませんでした。
おならとして出てしまうこともありませんでした。

仰向けになり検査開始です。
台が移動します。
装置の自動アナウンスが流れます。指示通りに息を吸ってはいて10秒そのままにします。

いったん台が元の場所に戻ります。
うつ伏せになります。医師と看護師がいったん検査室に入ってきます。
腰の下に枕のようなものが置かれお腹が浮いた状態になります。姿勢の調整や、肛門から入っているチューブの調整をしてもらいます。

再び台が移動します。
仰向けと同じように息を吸ってはいて10秒そのままにします。

台が元の場所に戻ります。
検査終了です。お疲れ様でした。

医師と看護師が部屋に入ってきます。
看護師が炭酸ガスのチューブを抜きます。
チューブと一緒にお腹のものも出ちゃったらどうしようと心配でした。

個室に戻り着替えをします。検査後にトイレに行きたいというような感覚はありませんでした。もちろんトイレに行っても大丈夫です。

検査結果の説明は2週間後のため、次回の予約と会計をして帰宅です。自費診療になります。
タクシーと電車で帰宅しました。

帰宅後

いつも通りに生活しました。

食事

空腹だったので帰宅してすぐに食事をしました。
食事はいつも通り可能で特に制限はなかったです。

トイレ

午前のような水のようなものが3回出ました。においはまだぜんぜんありません。
固形のものはぜんぜん出ませんでした。
お腹が痛いということもありませんでした。

お腹の音

夜になりお腹の音がすごくしていました。音を聞きながら寝ましたが翌日には止まっていました。
ギューギューとずっと音がしていました。

翌日

トイレ

起床後にトイレに行きました。便の状態は、ブリストルスケールでいうと3と2でした。においもしっかり戻っていました。水状のものは出なくなりました。

ブリストルスケール

3: はっきりとしたしわのある軟らかい半分固形の(容易に排便できる)便
2: 境界がほぐれて、ふにゃふにゃの不定形の小片便、泥状の便
1: 水様で、固形物を含まない液体状の便

検査結果

2週間後、検査結果を聞くために再度通院しました。

カラー写真付きの検査結果報告書をいただきました。
検査結果は異常なしでした。

先生、看護師さんありがとうございました。