視覚障害者のためのCISCO Catalyst 2960-L本体解説

CISCO Catalyst 2960-Lの16ポートモデルを購入しました。
視覚障害者の人向けに本体の説明をメモ書きとして残しておきたいと思います。

本体のconfigはCISCOのドキュメントやサポート、インターネットの情報を参照してください。
時間があったら設定についても書くかもしれません。

本体説明

1Uで、横幅は27センチ、奥行きは21.5センチです。
本体の典範にCISCOのエンボスがあるほうが前面です。
別の言い方で説明すると、イーサポートがあるほうが前面、電源コネクタがあるほうが背面です。

前面

前もって断っておきますが、筆者の所有しているものは16ポートのものです。

左から説明します。

Modeボタン

四角い出っ張ってぽちっと押せるのがModeボタンです。

ミニUSBタイプBシリアルコンソールポート

下のほうに配置されています。

RJ45コンソールポート

ミニUSBタイプBシリアルポートの右側にRJ45シリアルコンソールポートがあります。

USBコネクタ

RJ45コンソールポートの上にタイプAのUSBコネクタが配置されています。USBストレージの接続に使用します。

イーサポート

1段に4つのコネクタがありそれが2段になって8つのコネクタを構成しています。16ポートの場合はこれが2つあります。

SFPモジュールスロット

上下に2つ配置されています。

背面

右から説明します。

電源コネクタ

向かって右に電源コネクタがあります。

電源ステータスLED

中央よりやや左に電源のステータスLEDがあります。触ると丸くぽちっとなっているやつです。

セキュリティスロット

左端にセキュリティスロットがあります。

コンソールポートについて

RJ45とミニUSBタイプBの両コンソールポートに接続した場合、出力は両方のポートに対して行われます。

両方のコンソールポートに接続があった場合、入力は片方のポートからのみ可能で、初期値ではUSBが優先設定されています。

ですのでコンソール出力があっても入力が受け付けられない場合はこの点を確認してみてください。

初期設定

このモデルは素人向けにWeb画面での設定ができるようです。

電源投入後、セルフテストが終わってOSが起動後にModeボタンを3秒以上押すと設定画面が利用可能です。

本体とPCを接続し、ブラウザで10.0.0.1にアクセスすると起動します。
本体側のポートはどこでもよいようです。

自分がJAWS 18+IE 11でアクセスして設定してみましたが、スクリーンリーダーではなかなか厳しそうな感じです。ですので余計なconfigが挿入されないためにもCLIでの設定をおすすめします。
基本はL2スイッチなので設定としては簡単です。

イーサネットの番号

端末を接続してshow interfaceすればどこが何番かわかるかと思いますが一応書いておきます。

イーサポートの上段左から、
interface GigabitEthernet0/1
interface GigabitEthernet0/3

イーサポートの下段左から、
interface GigabitEthernet0/2
interface GigabitEthernet0/4

のように上が奇数、下が偶数となっています。

16ポートモデルの場合は、右の8ポートのかたまりが

イーサポートの上段左から、
interface GigabitEthernet0/9
interface GigabitEthernet0/11

イーサポートの下段左から、
interface GigabitEthernet0/10
interface GigabitEthernet0/12

のようになっています。

以上がCISCO Catalyst 2960-Lの本体説明です。
今回は16ポートモデルで説明しましたが、8ポートモデルもほとんど同じかと思います。

視覚障害者のユーザは参考にしてください。