CISCO ASAでのwrite m時のフラッシュエラー対応手順

先日CISCO ASAでconfigを変更後にwrite mしたらフラッシュエラーになりました。
今までこのエラーは出現したことがなく、対応方法がわからなかったため対応方法をメモとして残しておきたいと思います。

なお、後日write mした際は、フラッシュエラーは出現せず自然に解消したものと思われます。
また、以降フラッシュエラーは出現していない状況です。

事前準備

プライマリ機、セカンダリ機でそれぞれ情報取得し保存します。

show version
show flash
show tech
show failover
show running-config all

被疑機を特定

(1) セカンダリ機に対してwrite mを実行してエラーが出力されるか確認します。
→エラーなく保存できればプライマリ被疑
→エラーが発生すればセカンダリ被疑

(2) 被疑機を電源断します。
→ASAはCATALYSTなどと違って本体正面に電源ボタンがあるのでこれを押します。

(3) 被疑機からLANケーブルを抜線します。
→アウトサイド、インサイド両方です。
HA構成のためのLANケーブルも同様に抜線します。

(4) 被疑機をスタンドアロンで起動します。
→  この時点で再起動した事により復旧している可能性もあります。

(5) 復旧してなければシリアルポートで接続しfsck実行します。

enable
conf t
fsck disk0:

(6) 被疑機でwrite mし復旧しているか確認します。

復旧した場合は後述の作業を継続して実行します。

していない場合はCISCOまたは保守契約先に連絡して更なる対応をリクエストします。

(7) 被疑機電源断

(8) 被疑機のLANケーブル接続(アウトサイド、インサイド、HA構成用)

(9) 被疑機電源投入

(10) 被疑機ステータス確認

show failover

11) アクティブ/スタンバイ切り替え
セカンダリ機がアクティブになっている場合は下記コマンドでプライマリ機をアクティブに戻します。

failover active

→スタンバイ機にログインして実行します。