Office 365で組織外の人とSkype for Businessで会議をする手順

自社ではSkype for Business(以下、S4Bと略します)を利用していて、取引先などはS4Bを利用していない場合に双方がS4Bを利用してオンライン会議をする手順を説明します。

はじめに

フリー版のSkypeとSkype、またはS4BとS4Bであれば通信方式は同じなのでオンライン会議を開くことが可能です。

しかし、フリー版のSkypeとS4Bでは通信方式が異なるため、この組み合わせでオンライン会議を開催することは技術的にできません。

通常、企業であればセキュリティやガバナンスのためフリー版SkypeはPalo AltoなどのL7対応ファイアウォールなどで通信を遮断していると思います。
フリー版のSkypeを通信許可するということはもはや考えられませんのでS4Bを使用したいですよね。

そのような場合は下記の手順で双方でS4Bを利用してオンライン会議を開催します。

前提知識

  • 先方はフリー版Skypeは使用しません。
  • 先方がフリー版のSkypeで利用しているアカウントは不要です。
  • つまり先方がフリー版Skypeを利用しているかの有無は無関係となります。
  • 先方はフリー版SkypeではなくS4BのWebプラグインを使用して会議に参加してもらう方法となります。

通信手順

  1. Outlook予定表などからSkype会議の会議開催通知を先方に連絡する(自社側社員が操作)
  2. 会議開催時間になったら開催通知に記載されているURLリンクをクリックして会議にログインする。(自社、先方双方で)
  3. Office 365 E3やE5プランを契約していて、S4Bクライアントをインストールしてあれば、URLをクリックするとS4Bクライアントが起動します。
  4. 先方はS4Bクライアントが入っていないのでWebブラウザのプラグインを利用して会議に参加します。
  5. 自社もE1プランの場合は上記4と同じくプラグインを利用します。

会議参加への詳しい方法は下記マイクロソフトのサポートページにあります。

Skype 会議アプリ (Skype for Business Web App) を使用して Skype for Business 会議に参加する - Skype for Business